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はんにゃしんぎょうこうぎ
般若心経講義
高神 覚昇
線上閱讀高神 覚昇《般若心経講義(はんにゃしんぎょうこうぎ)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 106,121 字 · 213 頁
書物の題とその内容
ところで、今回お話し申し上げようと思う『心経』のテキストは、今よりちょうど一千二百八十余年以前、かの三蔵法師で有名な中国の玄奘三蔵が翻訳されたもので、今日、現に『心経』の訳本として、だいたい七種類ほどありますが、そのうちで『心経』といえば、ほとんどすべて、この玄奘三蔵の訳した経本を指しているのです。ところが、前もってちょっとお断わりしておかねばならぬ事は、平生、私どもが読誦している『心経』には、『般若波羅蜜多心経』の上に、「摩訶」の二字があったり、さらにまた、その上に「仏説」という字があるということです。学問上からいえば、いろいろの議論もありますが、別段その意味においてはなんら異なることがありませんから、このたびは玄奘三蔵の訳した経本によって、お経の題号をお話ししてゆこうと存じます。
書物の題とその内容 およそ「題は一部の惣標」といわれるように、書物の題、すなわちその名前というものは、その書物が示さんとする内容を、最もよく表わしているものです。もっとも今日、店頭に現われている書物のうちには、題目と内容とが相応していないどころか、まるっきり違っているものも、かなり多くありますが、お経の名前は、だいたいにおいて、よくその内容を表現しているとみてよいのです。