輕讀日語

輕鬆讀懂日語經典作品

ja-reading.com

輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。

はんにゃしんぎょうこうぎ

般若心経講義

高神 覚昇

線上閱讀高神 覚昇《般若心経講義(はんにゃしんぎょうこうぎ)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 106,121 字 · 213 頁

青空文庫

山ほととぎすの初音

を認識したのです。知ったのです。「ああ、もうスッカリ新緑になったな」と眼は知るのです。しかし、「どこかへ一度遊びに行きたいな」となると、もう眼の領域ではないのです。『増一阿含経』というお経の中には、

「眼は色をもって食となし、耳は声をもって食となす」

ということばが出ておりますが、眼の食物は色です。耳の食物は声です。よいものを見たい、いい声を聞きたいというのが、眼の楽しみ、耳の楽しみです。仏教の方では人が亡くなった時に香を手向けますが、これは「中有(中陰)の衆生は、香をもって食とする」という所からきているのです。したがって食物は、ただ口だけに必要なものではありません。眼にも、耳にも、鼻にも、みんな食、すなわち食物が必要なのです。

山ほととぎすの初音 次に「山ほととぎす」というのは耳の世界です。杜鵑のあの一声は耳の食です。残念ながら耳の遠い人は、耳の形だけはありますが、肝腎の聴神経が麻痺しているので、せっかくの山ほととぎすの初音も聞こえないわけです。次に、「初鰹」とは、舌の世界です。味覚の世界です。風邪をひいて熱でもあれば、何を食べてもおいしくないのは、舌があってもないと同じです。