輕鬆讀懂日語經典作品
ja-reading.com
輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。
じんるいのせいぞんきょうそう
進化と人生(上)
丘 浅次郎
線上閱讀丘 浅次郎《進化と人生(上)(じんるいのせいぞんきょうそう)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 82,343 字 · 164 頁
第二、比較的少数の子を生む動物は必ず生んだ子を多少保護し、また養う。第三、その中でも筋肉、脳髄の発達したる高等の動物はただその子を保護し養うにとどまらずなおこれを教え育てる。もとより詳細に一個一個の場合を調べてみると、これに合わぬ例外もないではないが、一般について言えばまずこのとおりであろう。
さてなにゆえに右のような現象が生じたかというに、およそ動物には朝に生まれ夕に死ぬ蜉蝣のごとき短命なものもあり、象や鯨のように二百年も三百年も生きるものもあるが、いずれにしても寿命に制限のないものはない。それゆえ、いかに長命の動物でも寿命が尽きれば必ず死んでしまわなければならぬ。しかして個体がみな死んでしまってはむろん種属が断絶するから、種属を維持するためには、各個体は寿命の尽きる前に生殖の働きをなし、自分の後へ自分と同じような個体を残しておくことが必要である。かように考えてみると生殖の目的は全く種属を維持することにあるが、この目的は決して単に子を生んだからとて必ずしも直ちに達することのできるものとは限らぬ。無数の子を生む動物は途中で死んでしまう子がいくらたくさんあっても、なお種属を維持するに足りるだけの子が生存し得ることはプロバビリテーの勘定で初めからすでに見込みがついているから、生んだのちにこれを保護する必要は