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ぐうたらどうちゅうき

ぐうたら道中記

佐々木 邦

線上閱讀佐々木 邦《ぐうたら道中記(ぐうたらどうちゅうき)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 164,113 字 · 332 頁

青空文庫

鉄筋コンクリートか知ら?」

と三輪さんが言った。それから大本堂までは倦き/\するほど長い。

「肥後の本妙寺は朝から晩迄トヽカチ法蓮経トヽカチ法蓮経、皆人詣るばい。そら、キンキラキン」

と秀夫さんは石段を登りながら上機嫌で歌い出した。

「何です、それは?」

とお父さんが訊いても、

「……そら、キンキラキン、金の手洗鉢、胸突ガンギに桜馬場、それも然うたい、キンキラキン、キンキラキンのガネマサどん、ガネマサどんの横這あ這あ」

「此処のキンキラキン節の真似ごとの積りでございます」

と徳さんが笑った。

「真似ごとの積りは厳しいね」

「節が違っとるけん」

「面白いですな。ガネマサどんというのは清正公のことですか?」

とお父さんが興を催した。

「ガネマサどんは蟹さ。清正が横に這って溜まるもんか」

と三輪さんが言った。

「蟹と清正と関係があるのかい?」

「――さ、矢っ張り熊本人の不器用なところが現れている」

「あゝ苦しい。実際胸突ガンギだね。其処で一寸休んで行こう」

と団さんは左側の氷屋へ寄り込んでしまった。

宝物館まで見物して帰る途中、

「清正は熊本城を築いたばかりでなく、白川の治水工事をやりましたから、市の為めには恩人です。