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「やまとみんぞく」とはなんぞや
先住民と差別 喜田貞吉歴史民俗学傑作選
喜田 貞吉
線上閱讀喜田 貞吉《先住民と差別 喜田貞吉歴史民俗学傑作選(「やまとみんぞく」とはなんぞや)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 195,063 字 · 389 頁
しからばすなわちその当時にあっては、少くも京都では広く賤民の通称として、サンカモノの語を用いていた事が察せられる。
袋中はさらにそのサンカモノの語を解して、坂ノ者の転音だと云っているのである。坂ノ者とはもと京都東山の五条坂あたりに居た一種の部族で、賀茂河原に居た川原者と相対して、しばしばその名が古書に見えているものであった。師守記貞治三年六月十四日条に、祇園の犬神人たる弦差と田楽法師との喧嘩の事を記して、
田楽与犬神人有二喧嘩事一。是田楽乗レ馬、通二犬神人中一之間、無礼之由問二答之一自レ馬打落云云。田楽人於二当座一被二殺害一、坂者被レ疵云云。以ノ外也。
とある。ここに坂者とは、明らかに上文の犬神人の事である。犬神人は五条坂に住んで、一方では祇園の神人であり、一方では毘沙門経読誦の声聞師であり、そしてその内職としては弦指に従事してつるめそと呼ばれ、後に或いは夙とも呼ばれた一種の賤者であった。師義記に、貞治四年祇園御霊会の神輿を舁いだとあるエタも、おそらくこの犬神人の事であったと解せられる。そして右の田楽殺害の事件はまた東寺執行日記にも見えて、「新座田楽幸夜叉、為二坂物一被二殺害一云云」