輕鬆讀懂日語經典作品
ja-reading.com
輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。
だいぼさつとうげ
大菩薩峠6
中里 介山
線上閱讀中里 介山《大菩薩峠6(だいぼさつとうげ)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 185,112 字 · 362 頁
六
調子に乗ってここを振出しに、江戸八百八街を引き廻されることになるかも知れません。
金伽羅童子、制陀伽童子が笛を吹いて行くと、揃いの単衣を着た二十余名の若い者が、団扇を以て、馬上の天狗もろともに前後左右から煽ぎ立てました。
その煽ぎ立てている揃いの若い者の中を米友が見下ろすと、あっと意外に驚く人物が交っていたから、米友はかぶった天狗の面の中から、その男を見つめました。
米友が驚いたその揃いの若者の中の男というのは、いつぞや本所の相生町の家で、米友の槍先にかけて、追払った浪人のなかの一人です。
六
それとは別に、小塚原のお仕置場の前の休み茶屋に収容されたお喋り坊主の弁信の枕許には、道庵もいれば、清澄の茂太郎もいます。道庵のいることは不思議ではないが、茂太郎は、弁信が背負って来た笈の中から出たものです。
疲労しきった弁信は、そこで前後も知らぬ熟睡に耽っているが、さて道庵の身になってみると、小金ヶ原の踊りは、今やああして江戸の市中へ移って来てみると、これから小金ヶ原まで視察に行くほどの必要もなく、またかえってこの江戸の市中のこれからの騒ぎを見のがすわけにゆかないから、そこで弁信、茂太郎の徒をつれて引返すことにきめました。