輕讀日語

輕鬆讀懂日語經典作品

ja-reading.com

輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。

きめんじょうのひみつ

奇面城の秘密/夜光人間

江戸川 乱歩

線上閱讀江戸川 乱歩《奇面城の秘密/夜光人間(きめんじょうのひみつ)》,假名注音日語閱讀。JLPT N3,點詞查義。

N3 · 進階 · 新字新假名 · 150,254 字 · 300 頁

青空文庫

暗闇の待ちぶせ

夜光人間は幽霊のように、じゆうじざいに飛びまわるやつですが、やっぱり人間にはちがいないのですから、なにか、しかけがなくては、空へのぼれるわけがありません。

きっと、なかまのやつが、屋根の上にかくれていたのです。そして、ほそくて丈夫なひもを、屋根から明智事務所の窓のそとへたらしていたのです。

光る首ばかりを見せた夜光怪人は、そのひもにつかまって、窓のそとへ出たのでしょう。それを、なかまのやつが、屋根の上へ、ずるずると引きあげ、そのまま、ふたりは、屋根づたいに、どこかへ、逃げてしまったのにちがいありません。

暗闇の待ちぶせ

それから二日め、いよいよ麻布の赤森さんのうちへ、夜光怪人がやってくる日になりました。

赤森さんは、マユミさんから知らせをうけたので、すぐに警察にとどけて、その日は明るいうちから、五人の刑事に家のうちそとを、まもってもらうことにしました。

また、

「明智先生が旅行からお帰りになったら、すぐきてくださるように。」

と、たのんでありました。そして、それまでのあいだ、小林少年が、宝物の見はりをすることになっていました。

すると、夕がたになって、赤森さんの玄関へ、黒い背広を着た、せいの高い紳士があらわれました。