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ようかいげんだん

妖怪玄談

井上 円了

線上閱讀井上 円了《妖怪玄談(ようかいげんだん)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 29,869 字 · 59 頁

青空文庫

第二段 コックリの仕方を論ず

第六節

第一集となすゆえんなり。今、これを論述するに当たり、その順序次第を立てざるべからず。ゆえに余は、第一にその仕方を説き、第二にその伝来を述べ、第三にその原因を論ずるなり。

第二段 コックリの仕方を論ず

第六節

余が諸方より得たる報道によるに、コックリの仕方は、国々によりて不同ありて一定せざるもののごとし。今、左に二、三の報道を挙げて、その仕方を示さんとす。まず、美濃国恵美郡中野方村、山田氏より昨年寄せられたる書状によるに曰く、

名古屋、岐阜をはじめ尾濃いたるところ、当春来一時流行せしものは、その称を狐狗狸また御傾きと名づくるものなり。その方、生竹の長さ一尺四寸五分なるもの三本を造り、緒をもって中央にて三叉に結成し、その上に飯櫃の蓋を載せ、三人各三方より相向かいて座し、おのおの隻手あるいは両手をもって櫃の蓋を緩くおさえ、そのうちの一人はしきりに反復「狐狗狸様、狐狗狸様、御移り下され、御移り下され、さあさあ御移り、早く御移り下され」と祈念し、およそ十分間も祈念したるとき、「御移りになりましたらば、なにとぞ甲某が方へ御傾き下され」といえば、蓋を載せたるまま甲某が方へ傾くとともに、反対の竹足をあぐるなり。