輕鬆讀懂日語經典作品
ja-reading.com
輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。
やまうらきよまろ
山浦清麿
吉川 英治
線上閱讀吉川 英治《山浦清麿(やまうらきよまろ)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 45,573 字 · 91 頁
――と、そういった趣旨の計画なのである。
『どうじゃな、貴様の心底は』
清音は、彼の為に、又とない機会と、この企てを、欣んでいうのであった。
『結構です』
『結構だけでは心もとない。この企てには、責任があるぞ』
『やります』
『万一の儀があると、発起人、世話人など、連名していただく方々のお顔に、泥を塗る事になるぞよ』
『はい』
『――と、まあ、わしの老婆心じゃ。然し、そちの技倆も、加藤殿のようなお目利が、認めて下さるように迄なって、わしも共々欣ばしい』
『皆、御高恩による所でございます』
『何の、そちの天質と努力のいたす所。今日となっては、もうそれを世に問うて見るも早くはなかろう。滅多にそこらのお天狗な刀鍛冶たちに負けはとるまい。この上とも、精進一途に、大を成すように心懸けい。それには、身も慎んでな。――よいか』
『……はい、はい。分りましてござります』
清音の愛は、師恩を超えていた。情誼に感じやすい彼はすぐ涙になってしまう。誓っていい刀を鍛って酬おうと思った。酒も慎しみ、女も断ち、あらゆる慾望や誘惑にも打ち克って――と、胸のうちで、繰返して念じた。
それから間もなく、「武器講百刀会」