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げんだいてつがくこうわ
現代哲学講話
戸坂 潤
線上閱讀戸坂 潤《現代哲学講話(げんだいてつがくこうわ)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 268,337 字 · 522 頁
云うまでもなくそういう点では今日の所謂欧州哲学も、その本質に於て、古代印度の哲学や支那哲学とあまり異る処はない。ただ異る点は、自然科学に対して、終局に於て宗教的である処の非科学的な継穂を与えることによって、之を「基礎づける」と称し、わずかに自然科学との連帯の責を塞いでいるということだけである。
* ブルジョア観念哲学者達は、宗教に対する非難に答えて、宗教制度(夫は既成宗教のものである)は非難され得ても、宗教的真理内容は非難され得ないと称する。なる程宗教的体験がその真理内容だと云うならそれは非難の対象にならぬから非難しても意味がない、吾々は石炭の黒いのを非難する気にはならぬ。だが彼等が宗教の真理内容と呼ぶものは、単なる宗教体験ではなくてそれから出て来て神学的哲学体系となる処のものである。石炭の黒いのは構わないが煤煙の出るのが困るのである。――「形而上学」的範疇体系なるものはこういう神学的範疇体系の最も理論的に純化された一つの場合である。
そこで、「基礎づけ」の好きな小カント学徒達は主張する、自然科学は自然科学のアプリオリに立ち、そして宗教は又別な宗教のアプリオリに立つ、二つは夫々別々に基礎づけられるのだ、と。