輕讀日語

輕鬆讀懂日語經典作品

ja-reading.com

輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。

げんだいてつがくこうわ

現代哲学講話

戸坂 潤

線上閱讀戸坂 潤《現代哲学講話(げんだいてつがくこうわ)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 268,337 字 · 522 頁

青空文庫

――哲学のイデオロギーとしての出発は世界観からである。

単なる世界観は、であるから併し、まだ必ずしも哲学ではない。そこには多くの撞着と不統一とが含まれるのを常とする。その意味に於てそれは全く神話的であるとも云えよう(神話と哲学とは歴史的に不離な関係に於てある、この関係がそのまま体系の内に編み入れられたものがプラトンの対話篇・例えば『パイドン』や『ティマイオス』の如きであった)。世界観のこの撞着と不統一との、整理と統一、神話からの脱却が事実、哲学の発生であった。哲学の発生は世界観の統一化にある、そこに世界観の理論化が、体系化が成立する。哲学とは統一的世界観・世界観の体系化に外ならぬ。だが茲にすでに哲学の体系が待っているのである。――哲学の体系を云い直せば諸範疇(根本概念)の体系に外ならない、そして諸根本概念の又最も根本的なもの、範疇の体系の出発をなす概念、それは存在の概念でなければならない。だから今や哲学の体系は、一般に存在論と名づけられる。

次に併し、存在論に於ける存在の諸概念は、云うまでもなく存在そのものではなくて存在として把握された存在の概念なのであるが、そこには存在の把握のされ方、存在の取り扱われ方、が、已に予定されていた筈である。