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げんだいてつがくこうわ
現代哲学講話
戸坂 潤
線上閱讀戸坂 潤《現代哲学講話(げんだいてつがくこうわ)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 268,337 字 · 522 頁
そこにこそ科学の本当のジャーナリズム化が(もはや俗流化や通俗化ではない処のものが)あるだろう。――この意味から云えば、哲学を云わば文学的科学と呼んでも悪くあるまい。英国のかの優れた批評家達――コールリッジやカーライルやラスキン等――はそういう意味での文学的哲学者=真の「詩人哲学者」だったと云っても好い。
で科学は元来、文芸などに較べてそれ自身に著しくアカデミックな実証性――例えば実証科学に於ける実験や事実収集――を有っているにも拘らず、同時に又それ特有な批評性――例えば批判哲学に於ける「批判」の如き――を有っている。そういう二重性を有った一の文化財なのである。
処が、科学に於ける実証性の契機と批評性の契機とのこの対立、従って又その連関、と全く平行した処の(但し云うまでもなく同一ではないが)構造が、文芸の内にも見出されることを、今は注意せねばならぬ。
蓋し科学と文芸とは、通俗的には可なり無関係なまでに隔離した関心の中心であるように思われているかも知れないが、その文化財としての構造から云えば、即ちそのイデオロギー論的構造から云えば、全く平行した内容を有っている。