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げんだいてつがくこうわ

現代哲学講話

戸坂 潤

線上閱讀戸坂 潤《現代哲学講話(げんだいてつがくこうわ)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 268,337 字 · 522 頁

青空文庫

丁度世論が分裂し対立するように。

で次のことが結果する。世論としての世論(所謂「世論」)がブルジョア公衆の一般的意見であるとすれば、之に対立した、世論でないものとしての世論は、プロレタリア大衆の一般的意見だということ。だが世論という民主主義的なこの概念の、歴史的宿命は、このプロレタリア大衆の一般的意見としての世論を、世論として把握することを不可能にしている。プロレタリアートは世論を有たず又有ってはならず、更に又世論に与ってもならない。世論ではないものとしての世論は、「社会の通念」と相反するものである。

かくて世論の問題は、吾々にとって、当然なことながら、階級イデオロギーの、階級意識の、問題に帰着する。この実質的特色を抜きにして一般的に世論を語ることは、形式による虚偽に外ならない。

それでは次に、世論乃至所謂「世論」を吾々はどうやって突き止めることが出来るか。何が今日の世論であるかはどこで証拠立てられるか。例えば人々は好く、満州国が三千万民衆の総意で建てられたと叫んでいるが、ではそういう総意は一体どうやって確め得たのか。その合理的な証明過程がなければ、この種のフラーゼは感傷的なデマゴギーに過ぎないと云われても仕方があるまい。