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「ふんしょじだい」のしゅつげん

論理とその実践――組織論から図書館像へ――

中井 正一

線上閱讀中井 正一《論理とその実践――組織論から図書館像へ――(「ふんしょじだい」のしゅつげん)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 57,021 字 · 120 頁

青空文庫

その日になって見ると意外にもグッと六百五十名となって、今度は断わらなければならなくなってしまった。青年会の連中は今度は鼻息あらく、「断然断わります」などと頑張っている。私はほんとに心の底から、「よく来てくれた、有難い」としばらく眼をつむったのであった。

第一夜、七時頃、街の本通りはノート片手の小ザッパリとした青年と処女が、一つの方向に向う陸続とした行列で満たされた。

住谷君は毎夜、丘の講堂に登って行く男女の群を見上げて、「好いなあ、お祭りだなあ」と言って立止った。それはまた、夏涼みの市民に対して八日間ぶっつづけのデモンストレーションでもあった。皆この美しい、若い、青年と処女の、絶えざる歩みと結集に眼を瞠らずにはいられなかった。戦が終って、文化への結集へと立上ってゆく巨大な群像となって、何か圧迫的なものすらがあった。

七百名の体温を満した夏の大講堂の盛んなる光景は、豊かな、豊かな、何か溢るる如きものがあった。三原でも、十日間、科学史、経済史、文化史、音楽史の講座をもち、二百五十人の人を締切って聴講せしめた。何れも成功した。数字的調査の結果を左に記して今後の参考としたい。