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「ふんしょじだい」のしゅつげん
論理とその実践――組織論から図書館像へ――
中井 正一
線上閱讀中井 正一《論理とその実践――組織論から図書館像へ――(「ふんしょじだい」のしゅつげん)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 57,021 字 · 120 頁
信じたいのである。
今、青年達の読書力は日に日に落ちつつある。一年前『群書類従』の古本に売る値段は紙屋に硫酸で溶かすために売る値段と余り違わず、日に日に焼けていったのであった。二十三年法隆寺が焼けて、文部省がその事に夢中になって、図書館法をかえり見なかった時、私は憤然たらざるを得なかった。毎日、日本の文化の壁ともいうべき良書が硫酸で焼け落ちつつあるではないか、この焚書時代を出現した心構えが、法隆寺を焼いたのである。日光廟の修理に用うる同額の金が直ちに図書機構に投ぜらるべきであるといわずにはいられなかった。
この法案が通過してみると、一年前に通過した社会教育法よりも、むしろこの法案は実質は動く法案となりつつあるかのようである。いくら喜べ笑えといってみても、喜び笑うのは顔である。図書館はその顔なのである。これが動くので笑うということが何であるかが動いて来るのである。
一万からできる公民館はやがて図書館の機能として動き、文化機構の中心的役割をもって来ることとなるであろう。四万五千と想定される学校図書館とそれが組合うことで、文化網としての組織となるであろう。