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「ふんしょじだい」のしゅつげん

論理とその実践――組織論から図書館像へ――

中井 正一

線上閱讀中井 正一《論理とその実践――組織論から図書館像へ――(「ふんしょじだい」のしゅつげん)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 57,021 字 · 120 頁

青空文庫

それにもかかわらず、法律図書館長のジョン・ヴァンス氏は、注文の書が後れることの原因を「自分が買いたいと思う本も、購入書類が副館長の事務室に積みあげられるが故に、いつも逃がしてしまう」とマックリーシュ氏に断乎として主張するのであった。

六百万冊のうち、百五十万冊(ほんとうは一、六七〇、一六一冊)は未整理として残っていた。一年間に三万冊の割合で、図書ならびにパンフレットが未整理として残りつつあった。一九三九年度には、十七万冊が行方不明になっていた。それは、各々の部門と部門の連絡の不充分な裂目の中にすべりこんでしまい、一つのカオスと成っていったからである。それは、後に五万冊にまで減じたが、何処かに、きわめるべき組織の誤謬が残っていた。製本すべき本も三十七万冊が、読むあたわざるかたちで待機していた。

かかる各部門の独立は、会計を複雑にし、マックリーシュ氏が会計検査院から五人の委員会を組織せしめ、また一九三九年より一九四二年まで調査せしめたにもかかわらず、その清算は完成しなかったのである。

整理能力も、世紀の初めよりは半減していた。カードの配布も非常に後れていた。