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つうぞくこうぎ れいこんふめつろん
通俗講義 霊魂不滅論
井上 円了
線上閱讀井上 円了《通俗講義 霊魂不滅論(つうぞくこうぎ れいこんふめつろん)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 75,415 字 · 148 頁
、その精神中に熏伝し、他日、精神再起の暁にその結果を開き、あるいは人間界、あるいは天上界等に、さらに一生を現ずることが分かりましょう。これ、すなわち六道輪廻説であります。もし、六道の状態等につき、これまで細説せるもののごときは、学理の関せざるところにして、想像上、その理を補いたるものと考うるより、弁明の致し方はありませぬ。ただ、学理上にて講究し得る点は、精神的因果の規則によりて、ひとたび死したる精神が再生復活する以上は、原因の異なるに応じて、結果また異なるべき道理なれば、つぎに現ずる世界は、これまでの世界と異なるはもちろん、銘々同一の世界に出ずること難く、再三再四生々滅々して、いわゆる三界六道ないし無数の世界の間に、転生輪廻することであります。この道理は、研究すれば研究するほどおもしろく感ぜられ、仏教を研究する興味は、おそらくはこの点にあらんかと考えます。
さらに、この輪廻説を根本から説き起こせば、元来仏教は唯心一元論にもとづきて、真如一元説を立つるものであります。しかして真如とは、世界万有の本源、実体に与えたる名目である。その真如の大海に波を生じたるが、この事々物々、千差万別の世界である。