輕鬆讀懂日語經典作品
ja-reading.com
輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。
じんるいのせいぞんきょうそう
進化と人生(上)
丘 浅次郎
線上閱讀丘 浅次郎《進化と人生(上)(じんるいのせいぞんきょうそう)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 82,343 字 · 164 頁
ある博物家が海鳥が雛におよぐことを教えるところを精密に観察して書いておいたものを読んだことがあるが、たしかに一定の目的と方法とがそなわってあるように思った。まず親鳥が一匹の魚を捕え、半殺しにして雛の頭より一二尺隔たったところへ放し、これを捕えさせ、幾度も同じことをやらせて一二尺のところならば百発百中必ず餌を捕えることができるというまでに雛の技術が熟練すると、次にはなお一尺も隔たったやや遠いところへ魚をおいてこれを捕えさせる。かように次第次第に導いて、ついには全く手放しても独立の生活ができるであろうと見込みのつくまでに仕上げて、しかる後に親鳥は実際雛を手放すのである。先年上野の動物園で鶴が雛を孵したときも雌雄の親鳥がていねいにこれを養い育て、初めは鰌を小さく切って食わせ、次には鰌を水中におよがせてはこれを捕える練習をなさしめ、雛の翼が少しく発達してからは、親鳥が先に立って一度左へ向かって飛べば、次には右に向かって飛ぶというような順序に、規則に正しく、飛翔の方法を教えているのを見た。
次に獣類を取って見ても同じことで、子を教える種類は決して少なくない。