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おれはにじゅうめんそうだ
おれは二十面相だ/妖星人R
江戸川 乱歩
線上閱讀江戸川 乱歩《おれは二十面相だ/妖星人R(おれはにじゅうめんそうだ)》,假名注音日語閱讀。JLPT N3,點詞查義。
N3 · 進階 · 新字新假名 · 194,415 字 · 391 頁
「ハハハ……、じつに、たのしいスポーツだったぞ。はじめは自動車、つぎはランチ、それから、海の底をくぐって、こんどは空の上だ。ハハハ……、いくら少年探偵団が、かしこくても、ここまでは、ついてこられまい。さかなが陸にのぼって、それから、鳥のように空に、まいあがるんだ。」
博士は、わけのわからないことをいって、
「まず、いっぷく。」と、タバコをとりだすのでした。
魔法博士は、ゆっくりとタバコをすってから立ちあがると、たてものを出て、お台場のまんなかの、ひろっぱへ、歩いていきました。
いままで、たてものにかくれて見えませんでしたが、そこには、一台のヘリコプターが、とまっていました。黒シャツ姿の博士は、そのほうへ、いそぐのです。
博士は、ヘリコプターのそうじゅう席にのりこみました。ほかには、だれもいません。博士のこしかけているうしろに、カーキ色のズックでつつんだ大きな荷物が、おいてあるばかりです。なにか機械でも、つつんであるのでしょう。
博士がそうじゅうかんをにぎりますと、巨大なトンボのはねのようなプロペラが、ブルン、ブルンとまわりはじめました。
ヘリコプターは、夕やみの空へ、スーッとのぼっていきました。