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ぐうたらどうちゅうき
ぐうたら道中記
佐々木 邦
線上閱讀佐々木 邦《ぐうたら道中記(ぐうたらどうちゅうき)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 164,113 字 · 332 頁
「何処にも異常はありません。全く健全です」
と判定を下した。
「若い頃から神経衰弱があるのですが……」
と三輪さんは不服らしかった。
「否、立派な健康体です。強いて名をつければ仮病ですな。これは学生時代からの痼疾だから、もう快癒の見込はありません」
と国手は喝破して、
「ヒッヒヽヽヽ、何うだい? 三輪君!」
「や、矢っ張り南か?」
とばかり、アッと言わせる筈の三輪さんは見事一杯食わされてシャツを着る方角もなかった。
「十七年目にめぐり会い、裸体で御挨拶は相変らず粗忽かしいね。おい/\、村岡君、そんなところに覗いていないで入って来給えよ」
と図星を指されて、お父さんも、
「や、悉皆返討を食ってしまった。しかし久しぶりだね」
とノコ/\と入っていった。
僕達は来患から珍客に栄進して客間へ通った。主人公は、
「兎に角能く寄ってくれたよ」
とこの気紛れな訪問の形式に拘らず唯々大喜びだった。
「君は年が寄ったね」
とお父さんは南さんの頭をツク/″\と打目戍った。
「大分来たよ」
とお医者さんは頭を撫でた。
「顔は君だけれど頭がその通りだから、僕はお父さんが出て来たのだと思って、何うも策の施しようがなかったのさ。