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ぐうたらどうちゅうき
ぐうたら道中記
佐々木 邦
線上閱讀佐々木 邦《ぐうたら道中記(ぐうたらどうちゅうき)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 164,113 字 · 332 頁
「車屋さん、何連隊だったかね? 此処は」
と団さんはソロ/\釘を打ち始めた。
「二十四連隊でござす」
と車屋が答えた。
「連隊長は矢っ張りあの大佐がやっているだろうね?」
「やっとります。旦那は御存知でござすな」
間もなく西公園に着いた。
「村岡君、太った人が苦情を言いそうな高いところだね」
と三輪さんが嬉しがった通り、この公園は平地じゃない。
「高いとこじゃけん、眺望がよござすばい」
と言って車屋達も跟いて来た。
「此処はこの辺唯一の桜の名所です。春になると毎日ドンタク騒ぎをやりますよ」
と小三輪さんが説明した。
殿様を祀った神社があったが、そんなものに頓着する連中でない。山の上は成程海の眺めが佳かった。何とかという可愛い島も見える。風景にも余り屈託のない一同は直ぐに下りて来た。
「車屋さん、君達は博奕を打つそうだね?」
と団さんは平野次郎の銅像の前で立ち止まった。
「とっけもなか御冗談を仰有る」
と車屋は驚いた。
「否、何、真の老婆心さ。しかし用心し給えよ。昨夜警察署長に会ったら、此処の車屋は博奕を打って困るから近々手を入れると言っていたよ」
引き返して東公園へ向った。