輕讀日語

輕鬆讀懂日語經典作品

ja-reading.com

輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。

ふしぎくにたんけん

ふしぎ国探検

海野 十三

線上閱讀海野 十三《ふしぎ国探検(ふしぎくにたんけん)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 59,118 字 · 120 頁

青空文庫

四次元世界

それをよびさまさせるために、髭の会長は、また呪文のようなことをいった。女史は大きな声で、

「ああ、よくねむった。わたしは何かしたでしょうか。何も知らないのです」

としらっぱくれていった。

その会が終っての帰路に、ポーデル博士は東助とヒトミにいった。

「今日のふしぎ国探検は、インチキのふしぎ国探検でありました。あれを、会員のみなさんは、ほんとのふしぎだと思って信じているのです。困ったものですね」

「あんなに霊媒の身体をよく椅子にしばりつけておいたのに、どうして綱をはずして抜けでていたのでしょうか」

「あれは綱ぬけ術という奇術なんです。インチキなしばり方をしてあるのですから、かんたんにぬけたり、またしばられたようなかたちになります」

「あの蘭は、熱帯産のものではなかったのですか」

「あれは本ものです。しかし温室に栽培してあるものを利用したのですよ。やっぱりインチキなやり方です」

四次元世界

このところしばらく、ポーデル博士にゆきあわない東助とヒトミであった。

二人は、この一週間ばかり、毎日のように浮見が原へ通い、博士が樽ロケットに乗って地上へ下りてくるのを待ちうけた。