輕讀日語

輕鬆讀懂日語經典作品

ja-reading.com

輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。

まんようしゅうか

万葉秀歌

斎藤 茂吉

線上閱讀斎藤 茂吉《万葉秀歌(まんようしゅうか)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 213,820 字 · 427 頁

青空文庫

の句ある歌もあって参考とすべきである。いずれにしても此歌は、景を叙しつつ人間の心に沁み入るものを持って居る。此御歌に対して、春日王は、「大君は千歳にまさむ白雲も三船の山に絶ゆる日あらめや」(巻三・二四三)と和えていられる。

○

玉藻かる敏馬を過ぎて夏草の野島の埼に船ちかづきぬ 〔巻三・二五〇〕 柿本人麿

これは、柿本朝臣人麻呂旅歌八首という中の一つである。※(「覊」の「馬」に代えて「奇」、第4水準2-88-38)旅八首は、純粋の意味の連作でなく、西へ行く趣の歌もあり、東へ帰る趣の歌もある。併し八首とも船の旅であるのは注意していいと思う。敏馬は摂津武庫郡、小野浜から和田岬までの一帯、神戸市の灘区に編入せられている。野島は淡路の津名郡に野島村がある。

一首の意は、〔玉藻かる〕(枕詞)摂津の敏馬を通って、いよいよ船は〔夏草の〕(枕詞)淡路の野島の埼に近づいた、というのである。

内容は極めて単純で、ただこれだけだが、その単純が好いので、そのため、結句の、「船ちかづきぬ」に特別の重みがついて来ている。一首に枕詞が二つ、地名が二つもあるのだから、普通謂う意味の内容が簡単になるわけである。