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まんようしゅうか
万葉秀歌
斎藤 茂吉
線上閱讀斎藤 茂吉《万葉秀歌(まんようしゅうか)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 213,820 字 · 427 頁
が、「立てる白雲」に直接続くのではない。若し関聯せしめるとせば、普段大和で山岳にばかり雲の立つのを見ていたのだから、海上のこの異様の光景に接して、その儘、「大海に島もあらなくに」と云ったと解することも出来る。調子に流動的に大きいところがあって、藤原朝の人麿の歌などに感ずると同じような感じを覚える。ウナバラノ・タユタフ・ナミニあたりに、明かにその特色が見えている。普通従駕の人でなおこの調をなす人がいたというのは、まことに尊敬すべきことである。
「見まく欲り吾がする君もあらなくに奈何か来けむ馬疲るるに」(巻二・一六四)、「磯の上に生ふる馬酔木を手折らめど見すべき君がありといはなくに」(同・一六六)、「かくしてやなほや老いなむみ雪ふる大あらき野の小竹にあらなくに」(巻七・一三四九)等、例が多い。皆、この「あらなくに」のところに感慨がこもっている
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御室斎く三輪山見れば隠口の初瀬の檜原おもほゆるかも 〔巻七・一〇九五〕 作者不詳
山を詠んだ、作者不詳の歌である。「御室斎く」は、御室に斎くの意で、神を祀ってあることであり、三輪山の枕詞となった。