輕鬆讀懂日語經典作品
ja-reading.com
輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。
アラスカのひょうが
中谷宇吉郎紀行集 アラスカの氷河
中谷 宇吉郎
線上閱讀中谷 宇吉郎《中谷宇吉郎紀行集 アラスカの氷河(アラスカのひょうが)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 122,039 字 · 248 頁
この熔岩には、そのほかに、マグネシウムがたくさんあり、チタンもマンガンもはいっている。それらももちろん色に微妙な変化を与えるのであろう。備前焼の色が、主として粘土中の鉄分に基くもので、微妙な色の変化は、その焼き方と、粘土中の他の微量元素とによるものであるとすれば、マウナ・ロアの熔岩の原は、地球がつくった古備前そのものということになる。この荒涼たる人外境に或る種の親密感を感じても、そうふしぎではない。もっともこれは逆かもしれない。古備前のほうが、マウナ・ロアの熔岩を小規模につくったものといったほうがよいであろう。それが土中にあって、自然の風化作用を徐々に受けたとすれば、それはまさしくパホエホエである。それで古備前の土中物などになると、人工の芸術品か、自然物か、その区別がむつかしくなる。芸術品も、そこまでいってはじめて、人の心にほんとうの安らぎを与えるのであろう。
備前焼の話もおもしろいが、ハワイへ陶器の研究にきたわけではないから、先を急ごう。
赤噴火丘を過ぎ、微妙な色の諧調をもったパホエホエの原を一マイルばかり行くと、右手に「月の山」が見え始め、まもなく「玉門関」