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へいけがに

伝奇ノ匣2 岡本綺堂妖術伝奇集

岡本 綺堂

線上閱讀岡本 綺堂《伝奇ノ匣2 岡本綺堂妖術伝奇集(へいけがに)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 203,094 字 · 411 頁

青空文庫

何事も自然に判ることだ。はははははは。人間はなんでも好い友達を持たなければいけない。お前もおれという好い友達を持ったお蔭で、又どんな仕合せなことが無いとも云えないから、それを楽しみに待っているが好い。はははははは。

會徳 (柳と顔を見あわせる。)どうも少し変だな。気がおかしくなったのではないか。

柳 少しどころか、大変におかしいんですよ。

會徳 まったく気がおかしいようだ。困ったものだ。な。兎もかくも息子のところへ知らせて遣ったらどうだな。

柳 娘が工場へ行きがけに、中二の店へ寄って来る筈になっているから、今夜か明日の晩には来るでしょうよ。

會徳 むむ。息子が来たらば好く相談をするがよかろう。(李を横目に見て。)どうも不断とは様子が違っているようだから、まあ逆らわずに捨てて置く方が無事らしい。お前もその積りで……。(喧嘩をするなと眼で知らせる。)

柳 (渋々ながら首肯く。)まったくこんな人を相手にしているのは暇潰しだ。まあ、仕方がないから、私ひとりで仕事に出ましょうよ。

會徳 それが好い、それが好い。では、おれも行くとしようか。

李中行 もう帰るのか。そんなに齷齪働かなくっても好いではないか。