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じゅうにしこう
十二支考(上)〔全2冊〕
南方 熊楠
線上閱讀南方 熊楠《十二支考(上)〔全2冊〕(じゅうにしこう)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 290,735 字 · 566 頁
と群虎出で巴人を噬んだ、また嘉陵江側に婦人あり、五十歳の時より自ら十八姨と称ししばしば民家に来れど飲食せず、毎に人に好き事を作せよと教ゆ、もし悪事を為さば我常に猫児三、五箇して汝を巡検し来り報ぜしめんと語るとたちまち見えぬ、民間これは虎の化けたのと知って懼れかつ敬したとある。晋の釈宝唱の『比丘尼伝』二に〈竹林寺の静称尼戒業精苦、誦経四十五万言云々、常に一虎あり、称に従って去来す、もし坐禅せば左右に蹲踞す、寺内諸尼もし罪失を犯し、時に懺悔せずんば、虎すなわち大いに怒り、懺悔もし竟ればすなわち怡悦す〉、同書一に明感という尼、虜賊に獲られ辱を受けず牧羊に使われ、苦役十年、一比丘に遇うて五戒を授かり、昼夜観音経を念ずると斑虎に導かれ故郷へ還り得たと載す、智者大師の『観世音義疏』に晋の恵達、凶年に甘草掘るとて餓えた羌人群に捕われ、かの輩肥えた人からまず食うので達と一小児と残さる、明日は食わるるに相違ない今宵限りの命と懸命に称名誦経すると、暁近く羌人が引き出しに来るところへ虎跳り出で、諸羌人を奔らし達と小児と免れ得た、これだから信心せにゃならぬとある。ロガンの『ジョホールのビヌア人誌』