輕鬆讀懂日語經典作品
ja-reading.com
輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。
じゅうはちじのおんがくよく
十八時の音楽浴
海野 十三
線上閱讀海野 十三《十八時の音楽浴(じゅうはちじのおんがくよく)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 103,941 字 · 210 頁
と、アサリ女史はバラを睨みつけた。
それでもバラは、もじもじと尻込みをしながら、はんかちなどを出して、しきりに額の汗を拭うのであった。ペンはそれを見ていると恐ろしくなってきて、戸口から遠くへ身を引いた。
女大臣の顔は、だんだんと赭らんできた。憤怒の血が湧き上ってきたのだった。
「開けないのだネ。開けなきゃ、わたしが開けて入る。しかしお前さんは後で刑罰を覚悟しているんだよ」
女史が扉を押そうとしたとき、バラはあわてて前へ飛びだした。
「あっあぶない、待って下さい。扉をそのまま開けると爆発しますのよ」
8
爆発! と聞いて女史はブルブルと身ぶるいをした。博士をミルキ夫人の室で虐殺しようとしたときに、思いがけない爆発が起って、二人の手足が引裂かれてバラバラになったことを思い出したからである。「ではやむを得ません。只今わたしが安全装置を入れてから開けます」
バラは観念したものと見え、今は悪びれる様子もなく、扉の前に立って、三つの目盛盤を右や左にグルグルと廻しはじめた。青と赤と黄とのパイロットランプが次々に点滅した。そのうちに扉は、静かに内部に向って動きだした。