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とうじょうのきじゅつし
塔上の奇術師/鉄人Q
江戸川 乱歩
線上閱讀江戸川 乱歩《塔上の奇術師/鉄人Q(とうじょうのきじゅつし)》,假名注音日語閱讀。JLPT N3,點詞查義。
N3 · 進階 · 新字新假名 · 151,766 字 · 303 頁
ポケット小僧は、いろいろなてがらをたてて、小林団長のお気にいりになっていましたし、ポケット小僧の方でも、小林団長をにいさんのように、なつかしがって、しょっちゅう、遊びにくるのでした。
三人が、応接間で話をしていますと、入口のドアに、ノックの音が聞こえました。小林少年が立っていって、ドアをあけますと、そこに小学校五―六年ぐらいのひとりの少年が、立っていました。
「渋谷でこれを拾いました。明智探偵事務所へ、とどけてくれと書いてあったので、持ってきたのです。」
少年は、そういって、あの中井少年の書いた手帳の紙をさしだしました。ああ、やっぱり、拾ってくれた少年があったのです。
「そうですか。ありがとう。明智先生はるすだけれど、ぼく、助手の小林です。ぼくかわりに読みますよ。」
小林君が、そういって紙を受けとりますと、少年は目をかがやかせて、小林君の顔を見つめました。
「小林団長ですね。ぼく、一度、会いたいと思っていました。そして、ぼく、少年探偵団にはいりたいのです。入れてください。」
「それは、きみがどんな子どもだか、よくしらべてからでなきゃ、だめだよ。でも、中にはいって待っててください。