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だいうちゅうえんせいたい

大宇宙遠征隊

海野 十三

線上閱讀海野 十三《大宇宙遠征隊(だいうちゅうえんせいたい)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 53,967 字 · 109 頁

青空文庫

なぜならば、火星人は、地球人類を見くびって、それからさき、どんなことをむこうからしかけてくるかわかったものではない。

だから、ここでわが地球人類は、どんなことがあっても、火星人に負けてはならないのであった。いま辻中佐の頭の中には、とっさに、あれやこれやと策略が渦まいている。どの作戦をとりあげたら、火星人をうちまかすことができるであろうか。

もっと、火星人の様子が知りたい。火星人がどんな風に出てくるのか、それを知りたい。それが分らないかぎり、こっちからうつべきよい手が考えられない。

「おい無電員、何か現場よりの報告は来ないか」

「はい。あれきりです。新しい報告はまだ一つも入りません」

「そうか。ふうむ」

そういっているとき、無電配電盤に、ぱっぱっと、監視灯がついたり消えたりした。

「おや、第四斥候隊が、こっちを呼んでいるぞ。これはめずらしい」

「えっ、第四斥候隊それにまちがいがないか。今まで、何のしらせもなかった第四斥候隊か」

艇長は、席を立って、無電員の傍へやってきた。だが無電員はそれにへんじをしなかった。彼はむちゅうになって、無電をうけて、その電文を紙の上に書いているのであった。