輕讀日語

輕鬆讀懂日語經典作品

ja-reading.com

輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。

あずさがわのじょうりゅう

山岳紀行文集 日本アルプス

小島 烏水

線上閱讀小島 烏水《山岳紀行文集 日本アルプス(あずさがわのじょうりゅう)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 138,795 字 · 274 頁

青空文庫

(十二月二十九日)

その後もN君は、数葉のスケッチを送られた、N君が初めて物の本から読んで知った、農鳥の形を見つけ出して校堂に説くに至ってから、初めは信ぜざりし鳥形が、誰の目にも立派に分るようになり、七、八歳の小童から、中学生まで、往来を通るにも、西の大壁を仰向いて、足を緩めるようになった、初めはくさしていた大人も、南向きの白鳥の、優しく、長く、延べた頸の、曲線の美しさに、恍惚とするようになったという。

しかし農鳥山は、白峰の雪を代表したものではない、農鳥山は三山の中、最も南に寄っているから、雪は最も少量である、この神秘な白鳥が消えても、間の岳は白銀の条を入れている、間の岳は、登って見て解ったのであるが、全山裸出の懸崖と、絶壁とより成り、その上に一髪の山稜が北へと走っているので、焼刃の乱れたように、白くギラギラと輝いている、更に北岳は奥の奥だけあって山の胸にかけて、一里以上もある、凝れる氷を幾筋か白く引いている、自分は北方の白馬岳で、氷河的雪の壮観を説くのは、南の印度で、ジャングル的藪の美を説くのと同じく、当然と思っている、しかしながら偉なる