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いちかわくめはち

新編 近代美人伝 (下)

長谷川 時雨

線上閱讀長谷川 時雨《新編 近代美人伝 (下)(いちかわくめはち)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 138,172 字 · 277 頁

青空文庫

丁度よいから早速そのままを昨日から書出した。

というのだった。それを文士モラル問題として、手厳しく、というより致命的にやっつけたのが、『早稲田文学』だった。

「裸蝴蝶」の問題の時には、

――これより先、裸美の画坊間の絵草紙屋に一ツさがり、遂に沢山さがる。道徳家慨き、美術家呆れ、兵士喜んで買い、書生ソッと買う。而してその由来を『国民の友』の初刷に帰する者あり。吾人かつてゾラの仏国に出でたるを仏国の腐敗に帰せしものあるを聞けり。由来すると説くものを聞かず――

と「小羊漫言」に『早稲田文学』の総帥坪内逍遥は書いたが、おとめ問題での美妙の反駁文には手厳しかった。「小説家は実験を名として不義を行うの権利ありや」という表題で仮借なくやった。

かなり誤っている記事であろうが、それを明らかに正誤もしないで、恬然、また冷然、否むしろ揚々として自得の色あるはどうか、文壇に著名なる氏が、一身に負える醜名は、小説壇全体の醜声悪名とならざるを期せざるなりと責め、――いわゆる実験とは如何、不義醜徳を観察するの謂か、みずからこれを行うの謂か、もし後者なりとせば、窃盗の内秘を描かんとするときは、まず窃盗たり、姦婦の心術を写さんとするときは、みずからまず姦通を試みざるべからず――