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うんめい

日本の文学 3 五重塔・運命

幸田 露伴

線上閱讀幸田 露伴《日本の文学 3 五重塔・運命(うんめい)》,假名注音日語閱讀。JLPT N1,點詞查義。

N1 · 挑戰 · 新字新假名 · 100,648 字 · 198 頁

青空文庫

性情行径相近し、俳徊感慨、まことに止む能わざるものありしならん。又別に、春日劉太保の墓に謁するの七律あり。まことに思慕の切なるを証すというべし。東游せんとして郷中諸友に別るゝの長詩に、

我生れて 四方の志あり、

楽まず 郷井の中を。

茫乎たる 宇宙の内、

飄転して 秋蓬の如し。

孰か云ふ 挾む所無しと、

耿々たるもの 吾胸に存す。

魚のに止まるを為すに忍びんや、

禽の籠に囚はるゝを作すを肯ぜんや。

三たび登ると 九たび到ると、

古徳と与に同じうせんと欲す。

去年は 淮楚に客たりき、

今は往かんとす 浙水の東。

身を竦てゝ 雲衢に入る、

一錫 游龍の如し。

笠は衝く 霏々の霧、

衣は払ふ 々の風。

の句あり。身を竦てゝの句、颯爽悦ぶ可し。其末に、

江天 正に秋清く、

山水 亦容を改む。

沙鳥は 烟の際に白く、

嶼葉は 霜の前に紅なり。

といえる如き、常套の語なれども、また愛す可し。古徳と同じゅうせんと欲するは、是れ仮にして、淮楚浙東に往来せるも、修行の為なりしや游覧の為なりしや知る可からず。然れども詩情も亦饒き人たりしは疑う可からず。詩に於ては陶淵明を推し、笠沢の舟中に陶詩を読むの作あり、中に淵明を学べる者を評して、