輕讀日語

輕鬆讀懂日語經典作品

ja-reading.com

輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。

げんだいてつがくこうわ

現代哲学講話

戸坂 潤

線上閱讀戸坂 潤《現代哲学講話(げんだいてつがくこうわ)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 268,337 字 · 522 頁

青空文庫

之に反してアカデミーが最も目立って支配的であったのは、当然なことながら、初めから主として科学――哲学の領域に於てであった。そこではすでに帝国大学が建設されてあったが、科学的・哲学的諸理論の研究に就いて、これと太刀打ちするのはジャーナリズムの柄ではなかったのである。そして帝国大学と文壇とが、このアカデミーの主体とジャーナリズムの主体とが、互いに空々しい自己独立性を保っていた限り、アカデミーとジャーナリズムとの連関が、正常な視角から取り上げられ得なかったのは必然である。大学の本質の変化と文壇の構造の変化(私大昇格・諸大学の反動化と左翼文壇の形成)、科学的乃至哲学的理論の枝と根への発育と文芸の評論的進歩、これ等一切の其の後の変化に拘らず、出発点に於けるアカデミーとジャーナリズムとのこの冷淡な関係は、近来にまでその影響を強く止めている。だから、これまで、アカデミーにとってはジャーナリズムが問題でなく、ジャーナリズムにとってはアカデミーが問題でなかったのに不思議はない。

アカデミーとジャーナリズムとの連関が、実際に解き得る問題として提出され得るのは、であるから、アカデミーの主体とジャーナリズムの主体とが、夫々の自己独立性を分解し始め、従来からの自己独特の内容を解体すべく急がねばならなくなった時に、初めて起こる必然