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げんだいてつがくこうわ

現代哲学講話

戸坂 潤

線上閱讀戸坂 潤《現代哲学講話(げんだいてつがくこうわ)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 268,337 字 · 522 頁

青空文庫

世界観は一つの直観である、即ち世界に対する直観が世界観という言葉の意味である。だが人間の行動や認識は決して直観の段階に静止しているものではない。直観は直接的な与えられた状態を意味するにしても決して或る哲学者達の考えたような受動的なものを意味すべきではない。直観(感性的なもの)は実は行動の一つの必然的な属性であり、従って認識が直観から始まるということも認識が一種の行動・実践であるということを意味している。認識の端初をなすこの直観がこういう能動的な性質のものだとすれば、一般に直観がもっと具体的な認識にまで発展するのは、外から悟性とか理性とかが作用してそうなるのではなくて、云わば直観自身の力によって自分が認識にまで発展すると考えるべきだということになる。悟性とか理性とかは直観即ち感性が、人間の実践的行動を動機として、自分自身の能動性に基いて、発展し変質したものに他ならない。なる程夫が認識に於ける悟性や理性の段階に迄発展して了えば、直観はもはや直観の資格を失って、取りも直さず悟性や理性になるのだが、それは悟性や理性が直観とは別な源泉から出て来たことを意味するのではない(カントはそう考えないために一種の先天主義や二元論を脱し得なかったのだ)。