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げんだいてつがくこうわ

現代哲学講話

戸坂 潤

線上閱讀戸坂 潤《現代哲学講話(げんだいてつがくこうわ)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 268,337 字 · 522 頁

青空文庫

そこに自然科学の方法と哲学との本当の連関も見出されるだろう。この点は歴史社会の問題に就いても少しも変らない。歴史社会の問題に就いて、自然弁証法に相応するものは史的唯物論(歴史唯物論)乃至唯物史観である。――歴史社会が哲学の問題になったのは一方に於ては、社会を抜きにした歴史の問題としてであって、その特徴的な場合から云えば、ヘブライ思想がギリシア思想と結合した時代からで、之は聖アウグスティヌスの名と離れることが出来ない。爾来この方向では、歴史社会の問題は歴史哲学として、殆んど凡ての哲学者によって取り上げられて今日に至っている。自然哲学が自然の統一的解釈に興味を寄せたように、歴史哲学は人間の歴史の統一的解釈を企てる。世界史の観念(之は併しすでにギリシアのポリビオスから始まったのだがランケで有名になった)や神の世界計画の観念(ヘーゲル)や人類史の観念(ヘルダー)は、後々色々な形で歴史哲学の根本概念になっている。之は哲学乃至歴史哲学と歴史自身との連関の問題なのだが、歴史哲学はこの他に歴史科学方法論としての役目も亦果している(之は恐らくフィヒテから始まるだろう)。