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げんだいてつがくこうわ
現代哲学講話
戸坂 潤
線上閱讀戸坂 潤《現代哲学講話(げんだいてつがくこうわ)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 268,337 字 · 522 頁
弁証法のみが、理論の要点を指摘し、問題の解決方法を示唆し、科学の展開を予見することが出来るからである。
(生物学に就いても亦、弁証法が如何に必要であり又役立つかを明らかにすることが出来る。すでに之に触れた場合があったから、今は省こう*。同じことは数学に於ける形式主義と直観主義との対立に就いても具体化されることが出来るだろうと想像する。併し之は他の機会に譲らねばならない。)
* 拙稿「生物学論」(岩波講座『生物学』の内)〔本巻収録〕を見よ。
吾々は物理学――一般に自然科学――の諸根本概念を、弁証法に帰着せしめた。弁証法は併し正しく云えば唯物弁証法でしかあり得ない。それはマルクス主義である。そしてマルクス主義は社会機構に於ける上部構造であり、又夫を自覚しているという意味で、優れて一つのイデオロギーである。自然科学の論理的構造に関する、云わば内部的な根本概念の規定は、だから今や、その社会的(歴史的)存在に関わる云わば外部的なイデオロギーにまで連絡する。自然科学の根本規定は、社会生活の規定と、一続きに連絡している。
だから自然科学の理論――夫を展開する要素が根本概念と呼ばれる――は常にイデオロギーによって裏づけられている。