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「ふんしょじだい」のしゅつげん

論理とその実践――組織論から図書館像へ――

中井 正一

線上閱讀中井 正一《論理とその実践――組織論から図書館像へ――(「ふんしょじだい」のしゅつげん)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 57,021 字 · 120 頁

青空文庫

更に、図書購入においても、出版の協会との連絡で、いろいろの文庫を設けて、基本図書、青少年婦人等々の購入連絡網を確立しなければならない。

野や、山や、海辺にいる可愛い少年達、青年達の手の中に、好い本をもたせてやりたい。本を一杯彼等の眼前に、あふれるようにつみあげてやりたい。

そして、本に飢えているあのつぶらな瞳をキラキラと輝かせてやりたい。

都会にあふれているこの本を、遙かに遙かに野に山に、美事な抛物線を描いて間断なく投げてやりたい。

私達は、野に山に、この虹のように美しい橋を都会から、田舎へとかけ渡さなくてはならない。そしてその虹の橋は、間断なき流れをもって流されていなければならない。

図書館が一つの網として、「はたらき」の網として、重々無尽の映し合う露々の玉として輝くとき、それははじめて生きてくるのである。

大きく弧を描く、蒼空の虹のように、図書館は深々とその足を野山の中に降ろすことができるのである。

本の交流において、整理のカードの流れにおいて、お互いに図書館教養の充たしかたにおいて、常に一貫した流れが滞ることなき関連において、爽かに音を立てていなければならない。