輕讀日語

輕鬆讀懂日語經典作品

ja-reading.com

輕鬆讀懂日語,輕鬆閱讀日語。線上閱讀日語經典作品。支援在閱讀過程中顯示假名、查詢生詞、翻譯句子。

ずいひつ しほんたいへいき

随筆 私本太平記

吉川 英治

線上閱讀吉川 英治《随筆 私本太平記(ずいひつ しほんたいへいき)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 56,947 字 · 114 頁

青空文庫

その十八

そんな中での生命とすれば散所民の生き方も、また北条高時の“うつつなき人”振りなども、罪はかろいほうだったし、むしろ平家調にいえば、あわれともいえる人々だったのではあるまいか。(三十五・三・一一)

その十八

次を「五月帖」とした。

こんども迷って

「夏ぐさ帖」

「新都帖」

「革命帖」

「うたかた帖」

などといろいろ按じてみたが、元弘三年五月という月ほど、歴史的事件がかさなった月はない。つまり天下一変の革命月であったのだ。

これまでに書いてきた足利高氏の叛立、六波羅滅亡、近江番場の惨事、千早攻囲軍の総くずれ、それらのすべても五月中のことであり、また時を同じゅうして、東国では、新田義貞の旗上げもおこっている。

記述でならべるなら、それらの日時や事件も、ひと目で分るようにもなしえようが、小説のばあい、そうはゆかない。

そこでたいへん例外なこころみとなるが、いま小説に取上げている歴史上の――つまり元弘三年五月中の――出来事を年表にして次に掲げておくことにした。

すべて、うごかない史実とみなされる事柄は、私の小説でも、それをいたずらに作為で曲げなどはしていない。だから次の年表を概念に入れておいていただくと、小説の便覧たるだけでなく、当年の社会激動を観る手引にも、ご便利ではないかとおもう。