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がいこつとうのだいぼうけん

骸骨島の大冒険

山本 周五郎

線上閱讀山本 周五郎《骸骨島の大冒険(がいこつとうのだいぼうけん)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。

N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 16,922 字 · 35 頁

青空文庫

それから何時間経っただろう。

――ぶるるるるるる。という騒々しい物音に、ふと気がついて見ると、龍介は狭い小さな部屋に、体をかたく縛られたままころがされているのに気付いた。

「畜生、到頭やられたぞ※(感嘆符二つ、1-8-75)」龍介は口惜しそうに呟きながら、どうかして縛ってある縄を解こうとして見たが、厳重な縄はびくともしない。

「全体ここはどこなんだ。あのぶるぶる云っている音は、何だろう……」そう云って、ふと気がつくと、すぐ傍の壁に小さな硝子張の窓がある、龍介は身を摺りよせてその窓を覗いた。

「あっ※(感嘆符二つ、1-8-75)」覗いて見て龍介は驚の声をあげた。

「こりゃ飛行機の中だぞ……」なるほど、窓から見ると、遥に遥に下の方に光っている海が見えていた。ぶるるるると云う音は、龍介をのせた飛行機のプロペラの音だったのだ。

「畜生、飛行機などに載せやがって、全体僕をどこへ連れて行こうとするんだ」

云いいい、なおも窓から覗いていると、飛行機からなにか黒い物を落とした。見ていると黒い物は海に浮んでいる軍艦の傍へおちて、白い飛沫をあげながら爆発した。

「やっ! 爆弾だな※(感嘆符二つ、1-8-75)」叫ぶ間もなく、飛行機は次々と爆弾を投下した。