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かんしょうりょくなくしてしゅうじするなかれ
魯山人書論
北大路 魯山人
線上閱讀北大路 魯山人《魯山人書論(かんしょうりょくなくしてしゅうじするなかれ)》,假名注音日語閱讀。JLPT N2,點詞查義。
N2 · 挑戰 · 新字新假名 · 84,639 字 · 175 頁
それがいつの間にか茶道という高尚な趣味的学問は、現代人の頭ではもう堪えられなくなって、ひたすら茶道というものを冒涜して、そうして茶を点てる点茶の事ばかり喧しくいうのであります。私の見ている茶道というのは、茶礼式というような言葉なんかを取ってしまいまして、茶人という非常な趣味家で、その趣味というのが、主として美的趣味であります。それでおよそ美的趣味に関する事ならば、なんでも、もう至れり尽せりというふうにまで至ったのが茶道という学校だと思うのであります。それに携わっている人というのは、えらいのがうんとおりまして、茶道に携わった人というものは、宜い加減の薄っぺらな人じゃない、実に一世を支配しているような力のある立派な人がみなやっている。その事実を見ただけでも、茶道というものを軽々に見ちゃいかぬと思うのです。
昔の茶人というのは、例えば、ここに庭があるとします。と、ここがよいとか、悪いとか、どうすればよいということをちゃんと知っている。庭のことといえば、樹木が太過ぎるとか、この石がよいとか、悪いとか、大き過ぎるとか、小さ過ぎるとか、調和がどうだとか、庭園なども、非常に頭がよく働いて実に審美的のものを造る、そういう力を持っている。