Read classic Japanese books with furigana
ja-reading.com
Read classic Japanese books online with furigana. Filter by JLPT level, tap a word for the meaning, and translate a sentence.
あゆのくいかた
魯山人の食卓
北大路 魯山人
Read 魯山人の食卓 (あゆのくいかた) by 北大路 魯山人 (きたおおじろさんじん) in Japanese with furigana. JLPT N2. Tap a word for the meaning.
N2 · advanced · modern kanji and kana · 54,022 characters · 115 screens
だが、そんなのにいったって、真に分ろうとしないんだから、いったってつまらん。なんでもそうだが、ちょっとおつとめで記事を取りに来る人なんかに、なにを話せるものかって、いつも話しゃしない。書く本人が分らんで、美味なんて記事はどうして読む人に分ると思えるものかって、いつもいってやるのさ。
*
良寛が否認する料理屋の料理とか、書家の書歌詠みの歌の意は、小生、双手を挙げて同感するが、世人は一向反省の色を見せない。世人の多くは真剣にものを考えないとしか考えられない。
*
それにはそれの訳がある。もともと料理には無理がある。
*
貧しき人々が貧しき人々の好みの料理をする。これはマッチしていて苦情はない。
*
貧しき人々が富める人々の食事に手を出すでは、うまくマッチしない。
*
貧しき人々と富める人々の中間に在る人々の料理は、まず貧しき人々の手になるであろうが辛抱の出来るところ、出来なくてもしようはない。
*
富める人はなんとしても貧しき人々の手で出来た料理を口にする以外に道はない。貴婦人は台所で立ち働く習慣がないからだ。