Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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おちょうふじん

お蝶夫人

三浦 環

Lesen Sie お蝶夫人 (おちょうふじん) von 三浦 環 (みうらたまき) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 123.730 Zeichen · 242 Bildschirme

Aozora Bunko

お話がまたわき道にそれましたが、ストルキオは立派なプリマドンナでしたが、運が悪くてメトロポリタンに出られずにしまったが、プリマドンナとして不運であったばかりでなしに人間としても非常に運が悪く、世界指折りの大指揮者のトスカニーニと恋愛して、その子供を産んだのですが、可哀そうにその子供が片輪で、片輪だもんで余計可愛がっていましたが、その子供が十三歳の時に死んでしまったのです。それで非常に悲しがって、ミラノの真中に立派なお墓を作りましたが、ストルキオはその子供の死んだのを機会に、それから一切ステージに立たなくなり、ただローマの神様のお堂だけでうたうようになった、プリマドンナとして誠に不運な人でした。

私は一頃このストルキオと同じオペラカンパニーで方々演奏旅行をしたことがあります。ストルキオが歌劇「ラ・ボエーム」のミミ、私が歌劇「お蝶夫人」の蝶々さんを持って歩いたのですが、ポルトガルの首都リスボンのテアトル・ムニシバールで歌劇を上演した時のことです。ストルキオの「ラ・ボエーム」のミミを観ましたが、そのうまいこと、とても可愛らしい純情の乙女になって、なんともいえない魅力のある美しい歌をうたうんです。