Japanische Klassiker mit Furigana
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あわもりものがたり
『たぬき汁』以後
佐藤 垢石
Lesen Sie 『たぬき汁』以後 (あわもりものがたり) von 佐藤 垢石 (さとうこうせき) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 118.470 Zeichen · 244 Bildschirme
あまたの見物と牛方は、この光景を見て、ただ小文吾の金剛力に驚くばかり。
馬琴は、そのときの状景を――曳とかけたるちから声と共に、烈しき手練の剽姚。左に推させ、耶と右へ、捻ぢ回したる打擂の本手に、さしも悍たる須本太牛は、鈍や頑童の放下さるる猪児の似く地響して※(「てへん+堂」、第4水準2-13-41)と仰反り倒れけり――と描写している。
よし、よい機会だ。行って見ましょう、案内してください。
二十村郷まで僅かに六、七里、若月氏と共に十七日早朝、小出町を立って小千谷まで汽車。それから途中まで乗合自動車で、最後の一里ばかりは徒歩である。最後の一里が、大したものであった。山坂ばかりだ。おまけに、豪雨に雷鳴を伴って風が横吹きに吹きまくり、急坂の途中で褌まで濡れてしまった。
闘牛場は、二十村郷のうちの竹沢村の小字二町野に鎮座する白髪神社の境内にあって、午後三時頃からはじまる予定であるというのであったから二町野の豪農星野仙一氏方に小憩した。
雨が小やみになって、気候はまことに涼しい。この気候は、闘牛に好条件であるそうだ。昼飯を終えたころから、見物人と共に猛牛が続々と神社の境内へ集まってくる。