Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
フレップ・トリップ
フレップ・トリップ
北原 白秋
Lesen Sie フレップ・トリップ von 北原 白秋 (きたはらはくしゅう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 145.698 Zeichen · 293 Bildschirme
私は神でなければならぬ仏でなければならぬというような偏狭でなしに、それに皇室と、つまり神を敬い仏を信じ皇室を尊むという、この主義信念を持って毎日礼拝している。家人にも礼拝させる。訪ねて来る学生にも礼拝させる。これが実に日本人であるところの。」
「あれは誰だい。まるで中学生の演説口調じゃないか。」と一人が伸び上ると、
「京大のA博士だよ。叱っ、しずかに。」とまた誰やらが慌ててすっ込んだ。
「そうです。現代の人心は実に浮薄です。救うべからずです。」とまた頭の頂辺から火のついたような、外の声がする。
「へへん。」と医専が舌を出した。「ブルジョアが何だい。階級が何だい。チェッ。」と何かしきりにスケッチをしている。
「俺が処来て見ろ。西郷先生の城山で切腹さした短刀ちゅうもんが、チャンと蔵してごわすじゃ。手紙でん何でん持っとる。来て見ろや、そりゃ、えさっかぞお。」
「喧嘩じゃないかね。びどく暴れてるじゃないか。」と、自分たちの談話室では庄亮が湯上りの浴衣の胸をはだけて、濡れ手拭で、きゅうきゅうと、まだ紅みの残ったその首筋を拭き出した。
「なに、あれは地声だよ。薩摩人だよ。