Japanische Klassiker mit Furigana
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フレップ・トリップ
フレップ・トリップ
北原 白秋
Lesen Sie フレップ・トリップ von 北原 白秋 (きたはらはくしゅう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 145.698 Zeichen · 293 Bildschirme
木のお扇子
代は見てのお戻り、しゃい、いらっしゃい。カチカチイ。」
日本という国は何処へ行っても靖国神社式の見世物で持っている。祭りや縁日といえばすぐこれだ。初めて上京した時、東京も田舎だなアと驚いた事もあったが、この樺太ではやっぱしここも都だなアと感嘆された。
それかといってまた、先月は本居長世君が令嬢たちを連れて見えたそうだ。童謡音楽会は大入だったという。
豊原は東京の延長としか思えない。だが、ここの場末の盆踊は安来節でやるようだ。
(後略)
木のお扇子
坊や、
パパは豊原という樺太でのいちばん賑やかな町へ来ました。真岡という町からです。マウカというのは美しい波の上ということだそうです。その美しい波の上から、坊やの好きな自動車に乗って、二十里の山道をブウブウブウブウと飛ばして来ました。五度も六度もパンクしました。それでも転覆はしませんでした。馬の背たけよりも高い蕗の林もありました。アンデルセンのお話にある白いお家の蝸牛や黒いお家の蝸牛もいました。みんなアンテナを架けて、「JOAK、こちらは東京放送局であります。」あれがよくきこえるそうです。坊やは虎杖を知っているでしょう。