Japanische Klassiker mit Furigana
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フレップ・トリップ
フレップ・トリップ
北原 白秋
Lesen Sie フレップ・トリップ von 北原 白秋 (きたはらはくしゅう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 145.698 Zeichen · 293 Bildschirme
十三
何々ピン以上の滋養強壮剤、陰萎、腎虚の大妙薬、物はためし、効能霊験、万病の持薬、このごろ流行の若返り法などとは論外、ええ、膃肭獣の腎蔵――。」
波も嘲る。波も嘲る。
沖には処女獣、
ひらひらとロッペン鳥。
雲は白い白い。
十三
群棲場の前の波、波、黒い波、
小さな岩、
岩の上には小さな黒い頭の膃肭獣の幼獣がいる。
一頭、
また匍いあがる一頭、
二、三頭、
波が来る。つるりと滑り落つる幼獣、あっはっはっは、これはおもしろい。
三方四方からまた匍いあがる。
また波が揺り越す。
また滑り落つる。
なんと可憐な小供であろう。彼らは嬉々として遊ぶ、遊びを遊ぶ、日光と風と波とに。
何たる無邪、何たる永遠相。
ああ、また飛沫をあげ、飛沫をあげて、溌剌と泳ぎ、潜り、また跳りはぬる三、四歳の小供ども。
海は彼らに笑っている、永遠にもの愛しく。
説明者、
『童謡「北の海」を御紹介いたします。』
黒くて光らぬ
オホーツク海の波は
ざんざんざぶりこと
岩うつばかり。
岩へとあがるは
おつとせいのこども、
ざんざんざぶりこと
波が来ておとす。
またまた、顔出す
おつとせいのこども、
ざんざんざぶりこと