Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

フレップ・トリップ

フレップ・トリップ

北原 白秋

Lesen Sie フレップ・トリップ von 北原 白秋 (きたはらはくしゅう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 145.698 Zeichen · 293 Bildschirme

Aozora Bunko

イワンの家

」

「や、それは失敬、だがもう僕は酔っぱらったよ。」

「お砂糖にかい。」

「雨にだ、ほら。」

外は濛々とした霧けぶり、銀と緑の驟雨、驟雨、驟雨、

あ、模糊として、なおかつ白い白樺の遠景。

「さあ、諸君踊ろう、踊ろう。静粛に。」

音は走る。

夏は走る、走る、走る。

イワンの家

雨はまだ激しかった。

緑である。白茶である。黒である。濃鼠である。そうした自分たちの、または農場から借物のレインコート、雨合羽、軍人マントの一行五人が、案内の技手君を先きに立てて、全くの濡れしずくになって飛び込んだが、其処がイワン・クリロフの家の入口であった。

「おいでかね。」

内では何やら答える声がした。

ずかずかと技手君ははいって行った。私もみんなの後から、蝙蝠傘の雫をきりきり、そのままで蹤いて上った。もっとも雑草の離々たる原っぱを横切って来たので、私たちの泥まみれの靴は綺麗に拭かれていた。

頭の禿げ上った乳っぽい赤ら面の、眼の柔和な、農民風の五十男の露助が、何か羞恥んだような驚きと親しさを見せながら、立ちあがると私たちへ笑いかけた。ペチカの前にでも跼んでいたのらしい。濃い藍色の労働服を着ていた。