Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
フレップ・トリップ
フレップ・トリップ
北原 白秋
Lesen Sie フレップ・トリップ von 北原 白秋 (きたはらはくしゅう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 145.698 Zeichen · 293 Bildschirme
、永代の一銭蒸汽と吊橋、小伝馬町は江戸の白い並倉と新しい東京の西洋料理店、椅子に三味線、紅提灯に電灯。切支丹伴天連の南蛮趣味。
春の鳥な鳴きそ鳴きそあかあかと外の面の草に日の入る夕べ
歎けとて今はた目白僧園の夕べの鐘も鳴りいでにけむ
鐸鳴らす路加病院のおそざくら春も今しかをはりなるらむ
草わかば色鉛筆の赤き粉のちるがいとしく寝て削るなり
いつしかに春のなごりとなりにけり昆布干場のたんぽぽの花
手にとれば桐の反射の薄青き新聞紙こそ泣かまほしけれ
横網に一銭蒸汽近よるとまはるうねりも君おもはする
こうしたわかき日の抒情歌にうき身をやつした軽い背広の私ではなかったか。
あかしやの金と赤とがちるぞえな、
やはらかな秋の光にちるぞえな。
あの小唄は私の爾後の歌謡体の機縁を開いた。永井荷風氏が褒め、新しい「白樺」の人たち、武者小路、柳、志賀、里見、萱野の諸君までがロダン号の巻頭に寄せ書して、あれを読んで片恋の身に相成候とか何とか盛んに慇懃を通じて来たものだった。そうだ、あの少し以前に、私たちの雑誌『屋上庭園』は私の官能の色濃い新詩「おかる勘平」で発売禁止になったものだ。ちょうどその晩に、小伝馬町の三州屋の階上で、荷風、有明両氏をはじめ私たち「パンの会」