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Japanische Klassiker mit Furigana

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かかこうしゅ

中国の怪談(二)

田中 貢太郎

Lesen Sie 中国の怪談(二) (かかこうしゅ) von 田中 貢太郎 (たなかこうたろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 107.926 Zeichen · 225 Bildschirme

Aozora Bunko

滄客はそこで婢や僕の背も調べてもらった。海石が言った。

「僕がもしこなかったら、君の一家族は全滅するところだったよ」

滄客は海石の袖の中に納れた獣のことを訊いた。

「それは何だね」

海石は言った。

「狐の類だよ、人の神気を吸うて、不思議なことをする奴なんだから、人の死ぬのを喜ぶのだよ」

滄客が言った。

「久しく逢わなかった間に、君は不思議なことをやりだしたが、君は仙人になったのじゃないかね」

海石は笑って言った。

「師匠について小技を習ったまでだ、仙人じゃないよ」

滄客はその師匠のことを訊いた。海石は言った。

「山石道人だ、だが、僕は、この獣を殺すことができないから、師匠に献上することにする」

海石はそこで帰ろうとして別れの挨拶をしたところで、袖の中が空になっているのに気がついた。海石は駭いた。

「しまった。しっぽの端に大きな毛があったのを、まだ抜かなかったから、遁げて往ったのだ」

一座の者は駭いた。海石は言った。

「首の毛を皆抜いてあるから、人に化けることはできない、ただ獣には化けられる、化けても遠くへは往っていないだろう」

そこで室の中に入って往って飼ってある猫を見、門を出て往って犬をけしかけたが、それには異状がなかった。